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樺テゴルフ倶楽部
破産宣告を受ける
樺テゴルフ倶楽部は、平成15年11月に会員から名古屋地裁に破産を申し立てられたが、9月14日に名古屋地裁により破産宣告を受けた。負債額は約400億円。
樺テゴルフ倶楽部は平成3年に津ゴルフ倶楽部をオープン。募集時期がバブル最盛期で東海地区を中心に多数の会員を集めた。しかし、関連会社の不動産投資が失敗で資金が流失したり、景気の低迷による来場者数、客単価が減少していった。平成13年には預託金の償還期限が到来したが、会員に償還の10年延長を求めたが、反撥は強く、結局、所有権を潟Pー・エス・シーに譲渡した。
譲渡された潟Pー・エス・シーは運営を関連会社の且王カントリーに任せ、同時に津ゴルフ倶楽部の会員に対しては、追加金を課した。翌年には、コース改造、クラブハウスの改築等を行い、新たに樹王カントリークラブとして再オープンした。これを受けて、会員有志は『津ゴルフ倶楽部会員の権利を守る会』を結成し、潟Pー・エス・シーを提訴し、平成15年には津ゴルフ倶楽部の破産を名古屋地裁に申し立てた。その後、平成17年1月に会員側の全面勝訴の判決が下り、潟Pー・エス・シーの上告が棄却されると、破産管財人の管理の下となる。
比良ゴルフ倶楽部
民事再生法申請
比良ゴルフ倶楽部の経営母体、びわこプレジデント観光鰍ヘ9月14日に大津地裁に民事再生法を申請した。びわこプレジデント観光鰍ヘ1984年(昭和59年)に地元企業と銀行関連会社の共同出資で、ゴルフ場の開発と経営の為に設立され、平成元年11月には同ゴルフ場をオープンした。京都から約30分、大阪から約60分という立地の良い法人接待コースとして人気を集めたが、年々、近隣コースとの価格競争などで業績は低迷。平成11年からは預託金の償還を迎え、2分割(10年延長)で対応していたが、一部の会員から同意が得られず、主力銀行からの資金調達も難しくなり、今回の処置となった。負債総額は預託金を含め約133億円。
ジャパンPGAゴルフクラブ
会社更生法申し立てられる
ジャパンPGAゴルフクラブの経営会社、東京タワーデイベロツプメント鰍ヘ9月12日に東京地裁に債権者から会社更生法を申し立てられた。東京タワーデイベロツプメント鰍ヘ1988年(昭和63年)にゴルフ場開発、経営を目的に設立された。1995年(平成7年)に同ゴルフ場をオープン。日本プロゴルフ協会が設計監修を担当し、日本で初めてPGAの冠をつけた公認コースとして注目を集めた。しかし、オープン以来、景気の低迷で年々来場者、客単価共に低迷。そうした中、今年の9月には預託金償還の期限を向かえ、8月には期間延長を会員に対して求めたが会員の同意が得られず、一部債権者から会社更生法を申し立てられた。負債総額は約200億円。
寄居カントリー倶楽部
会社更生法開始決定
寄居カントリー倶楽部の経営母体、滑居カントリー倶楽部は9月5日に東京地裁に会社更生法の開始決定を受けた。滑居カントリー倶楽部は1972年(昭和47年)にゴルフ場開発、経営を目的に設立。1978年(昭和53年)に同ゴルフ場をオープンした。平成13年3月期には年商8億円を計上していた。しかし、年々、来場者数、客単価の下落から業績が悪化して、借入負担も増大していた。グループ会社の(有)寄居カントリークラブも8月31日に破産手続開始決定を受けており、関連会社を含めた負債額は少なくとも約100億円以上になる見られている。
ユーグリーン中津川ゴルフ倶楽部
民事再生法申請
ユーグリーン中津川ゴルフ倶楽部の経営母体、青木ヶ原高原開発鰍ェ9月1日、名古屋地裁に民事再生法の申請をした。青木ヶ原高原開発鰍ヘ1983年(昭和58年)にユニーの100%子会社として設立。1991年(平成3年)に同ゴルフ場をオープンした。同ゴルフ場は日本女子プロゴルフツアー『アピタ・サークルK・サンクスレディス』の開催コースとして全国的にも知られている。とても長いトーナメント名だが、これらは全部主催者である流通業界の雄、ユニーグループが経営するスーパーやコンビニエンスストアの名称で、多くの取引先を抱えるだけに同トーナメントの協賛スポンサーは質量ともに他のトーナメント主催者から羨ましがられている。しかし営業損益はオープン当初から15期連続して赤字が続き、2001年以降、預託金の償還はいったん2〜4分割で大半の会員の合意を得たが、2008年に期限が来る、2度目の償還にはめどが立たず、今回の申立を決めた。ユニーは預託金の半額を弁済できるよう支援をする方針。負債総額は約105億円で、そのうち約103億円は預託金である。なお、今後は営業は継続して譲渡先を探す予定。債権者説明会は9月8日(木)PM2:00に中津川市のパルティールで行われる。
中部ゴルフ連盟(CGA)平成17年度上半期入場者状況発表
中部ゴルフ連盟(CGA)は平成17年上半期の加盟コース220コースの入場者数を発表した。延べ入場者数は408万3753名で昨年に比べると1.39%減少した。県別では愛知県が100万9784名で6.39%増、岐阜県が121万7725名で5.22%減、三重県が110万5769名で5.22%減となっている。特に注目されるのは愛知県。愛知県はご存知のように愛知万博が3月25日から行われ、連日大盛況である。逆に近郊のレジャー施設などは大きな影響を受けている。当然、ゴルフ場の集客にも影響が出るだろうと懸念されていたが、逆にプラスになっており、4〜6月の3ヶ月間にいたっては前年比10.07%増となっている。
グリーンヒル嬉野ゴルフ倶楽部
営業譲渡
グリーンヒル嬉野ゴルフ倶楽部の経営母体、潟Oリーンヒルゴルフ倶楽部が、妙見富士カントリー倶楽部(兵庫)を経営する竃ュ見富士カントリー倶楽部が出資した潟`ェリーレイクに、土地、建物、預託金の全てを8月31日に譲渡した。翌9月1日からはオープン当初のチェリーレイクカントリークラブにコース名を変更して営業を開始した。尚、竃ュ見富士カントリー倶楽部は平成16年4月に病院関連会社の鰍bHAをスポンサーとする再生計画案が出されており、実質のオーナーは鰍bHAとみられる。
霞ゴルフ倶楽部
名義変更解除
昨年7月に、民事再生法の申請をした霞ゴルフ倶楽部が明日9月1日に名義変更を解除する。同ゴルフ場は今年1月の認可決定後、スポンサー企業、東京建物梶i運営潟Wェイゴルフ)への移行手続きを行っていたが、ようやくその手続きも終了して、本日8月31日にメンバーに新証券(プレー権)を発送した。名義変更料など費用は以下の通り・・
名義変更料 正会員 ¥1,050,000−
贈与・相続 ¥210,000−
同一法人内変更料 ¥262,500−
年 会 費 ¥31,500−
※ただし、名義変更開始後6ヶ月間は猶予期間として来年2月までは半額の¥525,000−とする。
稲武カントリークラブ
事業継承決定
兜x士エクセレント倶楽部が経営していた、稲武カントリークラブが8月31日に正式に計画案通りオリックスグループに営業譲渡いたしました。新クラブは『稲武OGMカントリークラブ』として同日より営業を開始し、11月1日の正式クラブ発足に向けて諸手続き入っている。
四日市セントラルGC、芸濃セントラルGC
再生計画案可決
今年1月に東京地裁に民事再生法を申請した両ゴルフ場の再生計画案が、8月10日に東京地裁で行われた債権者集会で可決した。再生計画案によると、現会社を解散し、清算手続き中に商法上の会社分割手続きを行い、新設される新会社に事業を承継させる。その後、現会社はスポンサー企業の東京建物葛yび、その関連企業から得られる譲渡代金を会員に弁済金として支払い、弁済後に清算は完了する。弁済率は、四日市セントラルGCは預託金の1.13%で、芸濃セントラルGCは0.89%としている。プレー権については、継続を希望する会員は、一旦、退会した後に新会社と新たに会員契約を結び、弁済金の内、1万円を新会社に預託する。
又、再生計画案を発表する際、会員有志からの質問に対しての回答が発表された。
1.スポンサー企業の東京建物鰍ヘゴルフ場を転売しない
2.従業員(希望者)の雇用の確保
3.実質的に下回らない内容のプレー権の確保
4.会員資格を得る為の追加の保証金・預託金の請求をしない
5.名義変更は東京建物鰍ヨの譲渡後、ただちに解除する
会員に対して今後のクラブライフについての説明もあわせて発表した。
1.メンバーの先行予約権
2.リニューアルによるプレー環境の充実
3.メンバーの特典の充実
4.競技会の充実
5.プレーデータ―の管理
6.キャディシステム
これによって、東京建物鰍ヘこの地区にキャッスルヒルCC、つくでゴルフクラブ:カムズ、霞GCを含め、5コースを所有することになる。